近大の人気に伴って年々難しくなる11月実施の公募推薦入試。
関西中堅私大の中では近大の公募推薦が頭一つ抜けて難しくなっており、なかなか受からないとも言われて来ています。
そんな近大の公募推薦入試で受かる人とはどんな人でどのようなレベルなのでしょうか?
近大公募推薦は難しい?受かる人のレベルはどれぐらい?
近大の公募推薦は主に以下のようなパターンの受験生がいます。
- 近大第一志望で近大にどうしても行きたくて過去問を徹底的にやっている人
- 近大第一志望だが実力は摂神追桃レベルでチャレンジする人
- 関関同立が本命で近大の公募推薦を併願する人
- 南山大や西南学院大など地方の難関私大志望で近大公募を併願する人
- 国公立大(大阪公立大や兵庫県立大、和歌山大など)が本命で近大公募推薦を受ける人
この中で最も多いのは3番の関関同立が本命で近大の公募推薦を併願する受験生ですが、いくら近大よりレベルが高い関関同立が本命の人でも落ちる人は毎年多数います。
というのも、近大と関関同立で問題の傾向が違うから。
同じ大阪府内にある関大と併願する受験生が最も多いですが、英語でいうと長文読解重視の関大と英文法・語法重視の近大ではまったく問題が違うので、関大の対策しかやってない人は近大の公募でめちゃくちゃ落ちます。
国語も関大はオーソドックスな標準的な問題ですが、近大は癖のある問題が出るので、関大志望の受験生で近大の赤本をまったくやらずに入試に挑むと落ちる可能性が高いです。
関学と立命館志望の人はまだ近大の問題と相性がいいので、入試本番でミスなければ近大の公募は受かる人が多いです。
同志社と近大も入試問題の傾向が違うので、舐めてかかって近大公募を受けて落ちる人も意外といますが、やはり同志社に受かるレベルの受験生は偏差値も高く、英語でも長文読解だけに絞った対策をしている受験生は少ないので、近大公募は受かる人の方が多いイメージ。
それから、大阪公立大や和歌山大などの国公立組の人で共通テスト対策をきっちりと行っている人は近大の英語は解きやすいので受かる人が多いです。
国公立組は基礎が出来ている受験生が多いので、英語で点数が取れるからです。
あとは近大にどうしても行きたくて、近大の赤本(過去問)を数か月前からしっかりと勉強している人は受かりますが、近大第一志望でギリギリ受かるかどうかの人は合格最低点が非常に高い分、本番でミスすると受からないケースが多いです。
あわよくば近大という人でチャレンジする受験生も多いですが、近大の公募はいかんせん倍率が高く、合格ラインも高いので、同志社・関学・立命館や大阪公立大などを本命にしている受験生には太刀打ちできないので落ちるケースがほとんどです。
近大公募推薦受かる人まとめ
- 同志社、関学、立命館を本命にしていて総合的な学力がある人
- 大阪公立大や兵庫県立大、和歌山大など国公立大を本命にしていて共通テスト対策がきっちり出来ている人
- 近大第一志望で何か月も前から近大の過去問を繰り返し何度も解いている人
以上、私が見てきて近大公募推薦に受かる人をまとめてみました。
とにかく、近大の赤本をきっちりこなしている人と特に英語の基礎力や総合力がある人ほど受かるイメージです。
近大の過去問を一切やらずに入試に挑む受験生は、いくら偏差値が60あっても落ちるケースが圧倒的に多いので、必ず近大の過去問は数年分は解いて対策は万全にしておくべきでしょう。