関西大学(関大)の系列校である関西大学第一高校(関大一高)・関西大学高等部(関大高等部)・関西大学北陽高校(関大北陽)の3校について徹底的に比較したいと思います。
同じ関大系列の高校でもこの3校でやはりそれぞれ特徴があり、いったいどの高校を受験しようか迷う生徒も多いのではないでしょうか?
関大の系列高校は非常に人気があるせいか、実際私が塾で働いた時は毎年この3校の中でどこを受験するべきか?相談する生徒や保護者の方が後を絶たなかったです。
そこで関大一高・関大高等部・関大北陽この3校の中でいったいどこの学校がおすすめなのか?
いろんな角度から元塾講師の私が紹介するので、受験生のあなたや保護者のあなたはぜひこの記事を参考に受験校を決めて下さい!
関大一・関大高等部・関大北陽の違いや比較!進学するのはどこがいい?
まず難易度で言うとこの3校の中では最も歴史のある関大一高が最も難しいです。
関大一高は大阪府内の私立高校の中でも非常に人気が高く、大阪だけじゃなく兵庫県・奈良県・京都府から毎年多くの受験生を集めており競争率も毎年高いです。
偏差値で言うと、次いで関大高等部、やや差が開いて関大北陽高校となります。
内部進学率でも関大一高と関大高等部の2校はほとんどが関大に上がれるのに対し、関大北陽はある程度の成績を学内で収めておかないことには関大に上がれないので注意が必要。
ただし、最近は数年前に比べて関大北陽高校から関大の内部進学率もかなり上がってきており、7割ぐらいの生徒は関大へ進学できるみたいです。(関大一や関大北陽は希望者の9割)
関大北陽は入るのが比較的易しい代わりに、高校に入学してから勉強させられる学校となります。
続いて、国公立大や早慶を始めとする他大学受験に関して言うと、関大高等部が最も進学実績がよく、全体の2割5分ぐらいの生徒が京大・阪大・神大・市大・府大・早慶上智などの難関大に毎年進学します。
ちなみにその多くが現役合格です。
関大一高校からは毎年全体の1割ぐらいが難関国公立大や早慶上智・東京理科大に進学するので、外部受験に関して言うと、関大高等部がやや頭一つ抜けています。
関大北陽高校は基本的に関大進学を目指す生徒が多いので、京大・阪大・神大や早慶などに合格する生徒はほとんどいない感じです。
関大一・関大高等部・関大北陽比較まとめ
●難易度
- 関大一>関大高等部>関大北陽
●国公立など外部受験の数
- 関大高等部>関大一>関大北陽
●関大内部進学率(他大学進学者は含まない)
- 関大一≧関大高等部>関大北陽
●入学してから勉強させられる学校
- 関大北陽>関大高等部>関大一
まとめると上記のようになります。
関大に確実に上がりたい場合は関大一高か関大高等部の2校がおすすめです。
とは言え、関大北陽も年々関大進学率が上がってきているので、学内で悪い成績を取らない限り、7割程度は関大へ上れるので決して悪くはありません。
関大よりも上の国公立大や早慶など他大学に行きたい場合はこの中では関大高等部が環境的にいいと思います。
関大高等部と関大一高は高2から国公立大を目指す外部受験専用クラスがあります。
受験生のあなたはぜひこの記事を参考に志望校を決めてほしいと思います。